肘の痛み
テニス肘・野球肘などでお悩みの方

肘（肘関節）には、様々な筋肉がついており、腕の曲げ伸ばしや、物を持ち上げるなど、日常生活の動作に重要な役割をはたしています。

このページでは、肘の病気の中で有名な「テニス肘」「野球肘」を含め腕のケガ（外傷）や病気についてお話ししたいと思います。

肘（肘関節）は肩から肘までの骨（上腕骨）と肘から手首までの二本の骨（とう骨と尺骨）とが組み合わさるような構造で出来ており、筋肉や腱、軟骨で囲われ補強されています。

この筋肉や腱、軟骨が、骨折や脱臼などのケガや肘を酷使するスポーツなどにより損傷することで、肘に違和感や痛みが出てきます。

肘に痛みの原因としては、主に下記などが挙げられます。

・上腕骨顆上骨折

転倒などをした際に、手をついて肘に痛みや腫れを感じ、痛くて動けないようなら、まず骨折の可能性を疑います。肘の周囲の骨を折ってしまうと筋肉によって骨折部位のずれが大きくなることが多く、緊急の手術にて治療を行います。（整形外科に紹介状をお書きします。）

・肘内障

骨を支える機能が未発達な子供に多くみられるケガの一つで、亜脱臼を起こしてしまった状態です。肘の関節を手の平が上になるようにねじり関節をもとの位置に戻してあげることで痛みは収まります。

・変形性肘関節症

肘の軟骨が損傷を受けすり減ることで、骨と骨がぶつかるようになり、骨きょくという棘のようなものができることで、神経を刺激し痛みます。主に肘をよく使うスポーツや重労働をしていた男性によくみられます。

・テニス肘

スポーツ障害の一つで、「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれています。テニスで「ラケットを振る」「ボールを打つ」などのストロークを行うことで、手首を伸ばす筋肉に負担がかかり主に肘関節の外側に痛みが出てきます。じっとしているときは痛みは感じにくいですが、手首を上に反らす、手首をねじるなどの動きをしたときに痛みが強くでるという特徴があります。

・野球肘

スポーツ障害の一つで、野球で過度な投球練習や、間違ったフォームで投球を行っていると肘の骨や軟骨、筋肉などが損傷を受け痛みが生じます。

下記では、ご相談の多い「テニス肘」「野球肘」の予防法についてお話させていただきます。

肘は、体重がかかりにくい場所なので、病気の初期の頃は痛みよりも違和感を覚えることが多いです。

そのため、初期段階での施術ができず、回復が長引いてしまいがちです。まずは、腕に違和感を覚えた時点で、一度ご来院いただければと思います。

当院では、炎症期にはアイシングを行い電気治療や固定治療にて施術を行います。炎症がおさまり始めますと、筋肉を柔らかくしもとの肘の動きに戻るよう、整体などで施術を行っていきます。